呑み処 喰い処 佐伯二八
藤島 弘尚さん
二十八萬石から
にっぱちへ
「二十八萬石」はオープンから55年の平成26年9月30日、その暖簾を下ろした。佐伯の食文化とまで言われた老舗居酒屋だけに、誰もが閉店を惜しんでいたところ、引き継ぎ先が現れ、愛称であった「にっぱち」という名前で新たなスタートを切った。
嬉しいことに、にっぱちの人気商品である、若鶏の唐揚げ、チロリンをはじめとした多くのメニューが健在。味もそのまま今に至っているのだが、「二十八萬石」からのスタッフが今なお働いているというから驚きだ。(当時は30名いたスタッフは現在12名。スタッフ募集中!)
嬉しいことに、にっぱちの人気商品である、若鶏の唐揚げ、チロリンをはじめとした多くのメニューが健在。味もそのまま今に至っているのだが、「二十八萬石」からのスタッフが今なお働いているというから驚きだ。(当時は30名いたスタッフは現在12名。スタッフ募集中!)
現在、店長を勤める藤島弘尚(ひろなお)さんも34年目のベテラン。16歳の時に、繁忙期のアルバイトからスタートして、今に至るという。「人生のほとんどがにっぱち。スタッフも全員お店が好きやし、みんな仲が良い。」休みの日に釣りに行って大漁だと、みんなに魚を配るのだそう。
そんな藤島店長が一番心に残っている店の思い出は、先代の閉店の日。だからこそ「残してくれた店を、あの頃より良くなったと言ってもらえるようにがんばりたい。」と語る。
実は以前よりも客層が若くなったというが、理由を聞くと「昔、親父に連れられてきてた子どもが、今は自分の子どもを連れて来てる。常連さんに加え、盆正月は帰省して親子で来てくれるんです。」
ニッパチの味は、ふるさとの味なのだと再確認。衝撃の一品により、あの、若鶏の唐揚げが全国に届く!!
「店と同じように美味しいと思ってもらえるかは、食べ方によります。食べる直前にレンジ、オーブン、グリルなどでカリッと焼いてから召し上がってください。そして佐伯に来ることがあれば、店の揚げたてを味わって欲しいです。」