中国料理 大鳳閣
高村 利男さん
佐伯で中華といえば、
大鳳閣という存在
昭和55年5月、佐伯に店をオープンして43年になる老舗中華料理店「大鳳閣」。オーナーシェフの高村利男さんは、高校卒業後に広島で中華料理にはじめて出会った。
「当時は働き口を探して、広島に行ったんよ。マツダの下請け工場で働きながら、夏の暑い日に先輩と中華料理店でワンタンを食べたのが中華との最初の出会い。」
衝撃を受けた高村さんは、広島の老舗中華料理店に勤め、10年腕を磨いた後、佐伯に帰郷して大鳳閣をオープンした。当時、5~6軒あった華やかな中華料理店も今は影を潜め、本格中華が食べられる店は少ない。
「当時は働き口を探して、広島に行ったんよ。マツダの下請け工場で働きながら、夏の暑い日に先輩と中華料理店でワンタンを食べたのが中華との最初の出会い。」
衝撃を受けた高村さんは、広島の老舗中華料理店に勤め、10年腕を磨いた後、佐伯に帰郷して大鳳閣をオープンした。当時、5~6軒あった華やかな中華料理店も今は影を潜め、本格中華が食べられる店は少ない。
日々、中華食材に向き合ってきた高村シェフだからこそ、心強い食材の仕入れ先があちこちにあり、店の多くのメニューにつながっている。地元はもちろんのこと、広島時代の繋がりや、中国へ旅した際の知人までもが「面白い食材がある」と言って連絡をくれる。趣味で朝の3時から魚釣りに行った時代もあり、釣り仲間からフカが獲れたと言われれば、フカヒレを手作りしたことも。
定番メニューの「牛タンとレタスの挟み饅頭」が人気で、何十年も様々な肉をアレンジして出してきた饅頭シリーズ。今回は地元のジビエ加工を行う「オートモズフィッシュアンドファーム」の猪肉を使用。佐伯ならではの一品に挑戦してくれた。肉の柔らかさを、ぜひ味わって確かめて欲しい。
「料理は楽しいよ!今は台湾料理に興味があるから、台湾に行ってみたい。なんでもチャレンジしないと、風向きは変わらない。」
台湾料理の自由さや珍味に興味津々。74歳という年齢を感じさせない、パワフルで常に挑戦する姿勢を持ちつつも、地域に溶け込んだアットホームな老舗なのだ。
「食べてみてください!!」