はし本
橋本 浄盟さん
佐伯の城下町に佇む、
日本料理の店「はし本」
28年前、飲食店の立ち並ぶ「新町通り」に店を構えたのが始まりだが、8年後に現在の場所へ。新町通りでは、蓮根饅頭が話題となり老若男女に人気の店となった。
「店のお客さんから今の場所を紹介されて、最初はお客さんが来るか不安やった。」橋本さんの不安をよそに、格式のある店構えや室礼に、訪れるお客さんも接待や祝い事などが増えたという。
「たくさん来てくれたのは、新町時代があったから」そう話す橋本さんは、大学までは工学部へ進んでいたという。1年生の秋、何かが違うと退学し、そのまま天神の親不孝通りにある居酒屋で3年働いた。帰郷後はホテル金水苑の厨房へ入り3年。大阪で店をはじめた友人に声をかけられ働くも、忙しいから戻ってこいと言われ再び、金水苑に。大阪では、広島も含め3軒の店を掛け持ちしたりと、頼まれごとは断わらない。
「店のお客さんから今の場所を紹介されて、最初はお客さんが来るか不安やった。」橋本さんの不安をよそに、格式のある店構えや室礼に、訪れるお客さんも接待や祝い事などが増えたという。
「たくさん来てくれたのは、新町時代があったから」そう話す橋本さんは、大学までは工学部へ進んでいたという。1年生の秋、何かが違うと退学し、そのまま天神の親不孝通りにある居酒屋で3年働いた。帰郷後はホテル金水苑の厨房へ入り3年。大阪で店をはじめた友人に声をかけられ働くも、忙しいから戻ってこいと言われ再び、金水苑に。大阪では、広島も含め3軒の店を掛け持ちしたりと、頼まれごとは断わらない。
「佐伯は平和なまち。小さいまちだから人とのつながりを大事に、佐伯のためになることができればいい。」そんな橋本さんの1日は6時に起床し、仕込みが始まる。毎日、新鮮な旬の食材を求めて、信頼のある魚屋や、道の駅、あちこちの仕入れ先を巡り、その日の食材によって、料理を決めていく。料理の幅が広く、会席やトラフグなどのコース料理のほかに、牛タンやステーキ、猪の角煮など肉料理も充実している。
コロナ以前は、あちこちに食べ歩きに行くのがお休みの日課だったそうで、鰻や、焼き鳥の専門店を巡ったり、蕎麦を食べに熊本の小国へも通ったそうだ。日本料理の確かな技術に加え、料理への更なる探究心から「湯葉餃子」は生まれた。
「湯葉は店では田楽として出しているけど、風味が良くてさっぱりしているので、通常の餃子の皮よりもヘルシー。具材は火を通しているから、フライパンでさっと焼いて、胡麻ポン酢で食べてください。」